シーバー病とは?

シーバー病とは?

走ったり、ジャンプした時に踵(かかと)が痛い・・・
その痛み、原因をご存じですか?さっそく詳しく見ていきましょう!


踵の痛みは、運動中や日常の動作で負担がかかることで発生します。痛みの原因にはいくつかのタイプがあり、それぞれに異なる特徴があります。正確な原因を知ることで、適切な対処が可能になります。

次に、踵の痛みの代表的な原因について解説します。

あなたの症状に当てはまるものを見つけてみましょう!

骨端症に分類されます

骨端症では、血流障害によって組織が壊死して破壊され、関節部に炎症を起こし、痛みや関節の動きが制限されるなどの症状が出現する。

病態

シーバー病(Sever病)とは?

シーバー病は、踵骨(かかとの骨)の骨端症で、主に成長期の子どもに発症する疾患です。
特にスポーツ活動をしている子どもに多く見られます。

原因

  • 踵骨骨端核がアキレス腱と足底筋膜によって過度に引っ張り合いをすることで起こります。
    正常な状態では、多少の引っ張り合いでは症状はでません。また、骨の急成長が原因の可能性もあります。
  • 外的要因としては、アスファルトなどの硬い路面で長時間のランニングを行い、下腿三頭筋と足底筋膜の伸張性が低下し発症します。
  • 内的要因としては、不良姿勢での生活、筋肉の柔軟性低下、関節可動域不良などがあります。

症状

  • 対象年齢:8~14歳の成長期の子どもが多い。
  • 痛みの部位
    • 踵の内側や足底に圧痛が見られる。
  • 痛みの増悪
    • ランニングつま先立ち、ジャンプなどで痛みが悪化します。

シーバー病のケアについて

歩行に痛みがない場合は、体育や運動は状況に応じて行います。

ただし、ランニングやジャンプなど負荷の強い運動は、一時的に休止し、安静を保つことが必要です。

シーバー病の原因として、アキレス腱や足底筋膜の引っ張り合いが挙げられます。そのため、下腿三頭筋や足底筋膜群の柔軟性を改善することが重要です。


無理なストレッチは症状を悪化させる可能性がありますので、専門家にご相談ください。


当院でのサポート内容

  1. 姿勢チェック
  2. 身体の柔軟性チェック
  3. 超音波診断装置(エコー)でのかかとの内部観察
  4. 施術
  5. テーピング
  6. 生活指導

これらを基本として、ご本人と保護者の方へ、改善の過程や必要な期間を丁寧にお伝えしています。

また、学校行事やチーム活動などの事情を共有し、無理なく通院できるようにサポートします。ストレスを減らしながら、一緒に改善を目指していきましょう。