良い姿勢と不良姿勢

良い姿勢とは?

誰しも子どもの頃に「姿勢が悪い」、「背筋のばして!」と注意を受けたことがあると思います。

いわゆる「良い姿勢」とは、下図のイラストのように耳(耳垂)、肩(肩峰)、股関節の出っ張り(大転子)、膝(膝蓋骨のうしろ)くるぶしの少し前が一直線になっている状態を指します。

下図のイラストは、良い姿勢と代表的な悪い姿勢3タイプです。

あなたの姿勢のタイプはどれ?

猫背タイプ

一般的に猫背の人は背中が丸くなり骨盤が後傾しています。

・反る動作はしやすい反面、前かがみ動作が苦手です。

・お尻やふともも裏が硬くなり始めると腰痛が増悪します。
→姿勢を整えるベストタイミング

反り腰タイプ

一見、姿勢は良さそうに見えますが腰椎が反っていて腰に負担がかかっている。骨盤は前傾しています。小中学生、女性、スポーツをしっかりやっている人に多い。

・前かがみ動作はしやすい反面、反る動作が苦手です。

股関節前面の筋肉、ふともも前が硬くなり始めると腰痛が増悪します。
→姿勢を整えるベストタイミング

スウェイバックタイプ

隠れ猫背とも呼ばれ、腰痛、肩こり、不定愁訴を引き起こします。スマホを見ている多くの人がこの姿勢。臨床上は骨盤は前傾、後傾している人どちらもみかけます。頭が前にでて自然とあごが上がっています。

・前かがみ動作、反る動作どちらも苦手ですが、捻る動作であまり痛みがでにくい。

骨盤を支える筋力、背中を支える筋力が低下し始めると腰痛が増悪。
→姿勢を整えるベストタイミング

良い姿勢がとれるかチェックしましょう!

良い姿勢や自分のタイプが分かって一安心していませんか?

そもそも自分は良い姿勢をとれるのかチェックしましょう。
※誰かにみてもらうとより正確にわかります。

①上記イラストにある正常な姿勢をとります。

②その姿勢をとれた人
→どこか筋肉が張っていないですか?
→足の指が浮いていないですか?
→その姿勢で30秒違和感なく立っていられますか?

どうでしたか?

③その姿勢が取れなかった人
→日常生活で身体に負担がかかりやすいので、柔軟性、身体の動かし方など身につけて行きましょう!