寝違え（18歳以下）

病態

「寝違え」とは？

寝違えとは、睡眠中に不自然な姿勢が続いたり、疲労が蓄積したりすることで首や肩周りの筋肉・靭帯に負担がかかり、朝起きた時などに急激な痛みや動きの制限（首が回らない、動かせないなど）が生じる状態を指します。医学的には「急性疼痛性頚部拘縮（きゅうせいとうつうせいけいぶこうしゅく）」と呼ばれることもあります。

原因

不自然な姿勢、枕の不適合、疲労、ストレス、寝返りの不足など。近年では、日中の姿勢不良やスマホの使用なども原因

状況

• 好発年齢：10～1５歳、不良姿勢があり（スマホの長時間・ソファに座る）運動不足の子供に多い。
• 痛みの部位：
  • 頸部～肩上部（背部）
• 痛みの増悪：
  • 上を向く動作、急に振り向く、などで痛みが悪化します。
• 無理なストレッチは症状を悪化させる可能性がありますので、専門家にご相談ください。

---

当院での流れ

1. 動作確認
2. 身体の柔軟性チェック
3. 超音波診断装置（エコー）で患部の内部観察（必要に応じて）
4. 理学療法　※場合により鍼（自費）
5. セルフケア指導
6. 生活指導

これらを基本として、ご本人と保護者の方へ通院期間、回数をお伝えします。

また、学校行事やチーム活動などの事情を共有し、生活出来るようサポートしています。